頚部痛について(首の痛み)
デスクワークでの首こりや首の痛みやスマホ首とといった症状で悩まれている方をよく見ますがどういった状態で頚部痛が表れているのかを説明していきます。
頸椎といって首の構造ですが、頸椎は全部で7個あり頸椎が動くことにより首を上下左右に動かします。
ただ、頸椎だけが動けばいいわけではなく、頸椎の上には頭部があり、頸椎の下には胸椎が存在しています。
デスクワークやスマホを触っている姿勢と痛みは深く関わっていると考えています。
デスクワークもスマホを触っている時も共通していることは何か分かりますか?
それは、頭部が体幹より前方に出てしまっているパターンです。

これを前方頭位と言うのですが、頭部の重さは約5㎏あると言われており頭部が体幹から前方に移動してしまうと頭部の重さを体幹部で支えることが出来なくなり、それを代償するために首、肩、背中、胸の筋肉で過剰に働きます。
あくまで代償動作は悪いことではなく、いいことです。
ただし、代償動作はあくまで代償なのでこのパターンが続くと言うことは良いことではありません。
頚部痛を長年悩まれている方に関しては、まず当院で行うことは前方頭位を改善していきます。
前方頭位を改善していくと、頭部が頸椎の上に乗るようになり胸椎が立っていきます。
改善した際に痛みや可動域のチェックをし、残っている痛みや動きの制限がある場合は筋実質に問題を抱えていることが分かるので、筋実質にアキュスコープ、ハイボルテージなどの電気療法にて残りの症状を取り除いていきます。
あとは、ご自宅でケアを出来るエクササイズを宿題とういう形式でご自宅で実施していただきます。